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材質別|難削材の加工ポイント
5-8銅POINT 8
材料特性
純銅、タフピッチ銅、電気銅は、切りくず圧縮比がアルミニウム合金よりも大きく被削性はあまりよくありません。
切れ味の悪い切削工具で切削すると、切削抵抗が著しく増加しトラブルの原因となります。
切削抵抗は合金鋼などよりもはるかに大きく、特に低速切削において切削抵抗が著しく高くなります。
加工におけるポイント
すくい角の大きい切削工具を使用すること、切れ刃稜はシャープエッジのまま用いること、低速領域での切削は避けること、切削油剤を使用するときは加工表面が腐蝕することがあるので油剤の選択に注意することなどが重要なポイントとなります。
また、適正工具材種は、粗切削、重切削では超硬合金K10、そして軽切削、仕上げ切削ではダイヤモンド焼結体です。