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材質別|難削材の加工ポイント
5-1SUS310S(耐熱ステンレス)POINT 1
材料特性
オーステナイト系ステンレスは一般にフェライト系ステンレスに比べ、機械的性質、溶接性などに優れているので、多くの用途に用いられています。
その中でも耐熱性、耐蝕性に優れたSUS310S(耐熱ステンレス)は燃焼装置部品、ボイラー、航空機部品などに使用され、特に耐熱鋼として使われることが多いです。
加工におけるポイント
ステンレス鋼は加工硬化が生じやすいため一刃当たりの送り量の小さい切削の場合は表層の加工硬化層だけを切削してしまいます。
加工硬化層の切削は工具磨耗を促進させるため、微小切削での工具寿命が短くなってしまう場合があり注意が必要です。